経済発展を遂げた国
20世紀が終わりに近づいていたころ、21世紀は中国の時代と言われていました。
中国は人口が世界一で、今後中産階級が増えて、経済成長して豊かになる。
中国は世界の工場として発展していくだろうと。
そんな憶測から中国は将来の成長市場として注目され続けてきました。
中国のGDPは右肩上がりに成長を続け、とっくに日本を追い抜きドル建てで日本の約4倍(名目ドル換算)です。確かに中国経済は豊かになりました。
株式市場はどうか?
10年前、中国に投資しているとどうなったのか?
株価の推移をみると右肩上がりとはいかなかったようです。
上がってはさがり、10年前と比較してもさほど上昇していません。
ちなみに米国株(S&P500指数)は、この10年で約2.8倍になっています。
経済規模と株価はあまり関係ない
投資を勧誘する誘い文句として『これからインドが経済発展しますよ』とか、経済発展=有望な投資先であるかのような言い方をよくされますが、よく検証するとGDPが大きくなるとかはあまり関係ないようです。
日本はずっとGDPは横ばいか、むしろ下がり気味ですが、東証株価指数(TOPIX)は、2014年比で約2倍になっています。
株価を予想するのではなく、万遍なく持つ
株価を予想することはできません。お金を使いたいときにどこの国が『きている』か何て全くわからない。
なので、私の戦略としては『基本的に全世界に投資する。個別に売買できるようにもしておく。』
今手に入る情報では米国のテック企業の将来性を感じるので、それを多く持つことをどうしても意識してしまいますが、『日本株』や『他の先進国』、『新興国』をパッケージを別けて一定数保有し、取り崩すときに『きている』ものを売っていきたい。
オルカン一つで世界中に分散投資できますが、それは豆苗みたいにいつ刈り取ってもいい投資です。私は何種類もの種をまき、春にはイチゴ、夏にはトマト、秋にはブドウ・・・と旬と収穫を楽しむスタイルでいきたいと思います。