為替の急変による影響と対応

日本人はいつから150円を円高というようになったのか?

 

2024年の夏は為替の動きが活発です。

7月のはじめ160円を越えたあたりで介入が行われ、その後、なんだかんだで急落。

極め付きは、日銀の予想外の利上げで一気に150円を割りました。

 

さて、為替が160円から150円になったということは、約7%の円高で、NISAで買っているオルカンやS&P500をはじめとするドル建ての商品は一律▼7%の影響を受けたことでしょう。

 

さて、どうなっているかのぞいてみると。

お金が、減ってる!?

思ったより減っていません。

この程度の値動きに動じない心でいたいものです。

NISAのS&P500投信が下がる!今のうちに売ろう!とかはたぶんうまくいきません。

大丈夫です。円の価値が今の100倍になることなんてありえないのですから、為替による底は知れていると心得ましょう。

 

為替というものは、一方通行にはならないものです。円が紙くずになる!って煽る人がいますが、円が紙くずになったら、日本製品の海外での競争力はすさまじいものになります。(紙屑で日本車が買える!)

円高というものも、極端にはなりません。円の価値が爆上がりしたら、それはそれで、海外資産をすべて買い占め、日本のものにできるでしょう。

 

そもそも1ドルいくらから円高なのでしょうか?1年前の為替水準は1ドル140円台でした。2年前は130円台でした。

1ドル150円って円高なんでしょうかね?

 

振り子のようにいったりきたりする為替には振り回されないように。

為替は目線だけで追っておくぐらいがちょうどいいです。