インデックス投資の積立頻度、毎日と毎月でどれだけ結果が変わる?
0.数パーセントの信託報酬を比較するようになると、こういう細かいところが非常に気になってきます。
〇もしや、毎月積立⇒毎日積み立てに変えるだけで、将来すごく差があるんではないか!?そんな不安に駆られるのではないでしょうか。
結論:安心してください。変わりませんよ。(そんなに)
15年間(2007年11月末~2022年11月末)に、全世界株式に毎営業日or毎月末でつみたてた結果を、三菱UFJアセットマネジメントが試算してくれています。
毎日(毎営業日)つみたて:165.25%
毎月(月末)つみたて:165.17%
※毎月10万円、NISA限度額の1800万円まで積み立てたとすると、4775万円と4773万円となりました。(その差は0.08% 約2万円)
これはあくまで、全世界株式に2007年から15年間積立で比較したら。ということで、すべての場合に当てはまるとは限りませんが、『毎日つみたて』・『毎月つみたて』どっちにしよう?と真剣に悩むこと必要はないかなと思います。
クレジットカード決済というワイルドカード
現金でつみたてるならば、毎日でも毎月でも、お好きな方をお選びください。となるわけですが、近年登場したクレジットカードで投資信託が買える!というサービスがあります。
これは、クレジットカードで0.5~1.1%ぐらいポイント還元が受けられる画期的なものです。中には『クレカのポイントなんておまけみたいなもの』という人もいますが、ガメツイ私は軽視できない。
では、還元率1%として、その1%を投信購入に充てた場合のシミュレーションをしてみましょう。
~条件~年率5% 毎月5万円つみたてを30年間。元本は1800万円 ポイントで同じ投資信託を追加購入したとき。
現金の場合⇒¥41,612,932
クレカの場合⇒¥42,029,061
差額:41万6129円
ポイントとして還元されるのは合計18万ポイントなので、それもそこそこ大きいですが、やはり運用で資産が増えると『資産全体の1%相当』になってくるので、運用期間が長くなれば違いが大きくなります。
『毎日つみたてor毎月つみたて』で悩む以前に、クレジットカードで積み立てができるかどうか確認してみましょう。
auカブコム証券はauPAYカードで1%
というのが、有名どころではあります。
クレジットカードは『毎月つみたて』になってしまうので、毎日つみたての方が、運用結果が有利な場合は非常に悩むことになりますが、幸いなことに、毎月でも毎日でもさほど運用成果に影響しないということですので、安心してクレジット決済を選択できます。
現在(2024年1月)では、ほとんどの証券会社で上限が毎月5万円までに制限されていますが、法改正により10万円まで拡大することが見込まれています。
NISAもはじまり、各社顧客争奪をめぐってクレジットカードの還元率も競争材料になってくるかもしれません。よくアンテナを張って見守りたいですね。