INPEXの成長戦略と持続可能な社会づくりへの貢献

エネルギーの未来を担う—INPEXへの投資が有望な理由

 

成長投資枠の5大老紹介(三菱UFJ三井物産・日本製鉄・INPEX電源開発)

今回は、INPEXです。

成長投資枠5大老


日本国内外でエネルギー資源の開発・生産を手掛けるINPEXは、長期的な成長戦略と持続可能な社会づくりに貢献している企業です。それにもかかわらず、株価は非常に割安に放置されています。そのポイントを詳しく見ていきましょう。


INPEXの事業概要は?
INPEXは、石油・天然ガスの探査から開発、販売までを一貫して行っています。世界中の需要に応えるべく、国内外でのプロジェクトを多数抱え、エネルギー供給の安定に大きく寄与しています。特にオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトなど、大型プロジェクトの成功は同社の収益基盤を固めています。

資源やエネルギーに乏しい日本にとって、INPEXはまさに海外で日本の権益を物理的に掘り当てる国策企業です。その重要性から上場企業で唯一、経済産業大臣が黄金株を持っています。

 


INPEXの強み
技術力の高さ:
INPEXは探査技術や生産技術において高い専門性を有し、困難な地質条件下でも効率的な資源の抽出が可能です。
プロジェクトの多様性:
世界各国にプロジェクトを持っており、地政学的リスクの分散に成功しています。

 

懸念点:業績はエネルギー価格に影響されやすい
エネルギー価格は需給によって大きく変化します。INPEXの業績にはエネルギー価格が直結するため、世界経済の好不況の影響をもろに受ける可能性があります。また再生可能エネルギーへのシフトが将来のエネルギー価格に与える影響について未知数です。


投資対象としてのINPEX:
エネルギー資源の安定供給を支えるINPEXは世界のエネルギー部門における日本のリーダーとしての地位を確立しています。

それにもかかわらず、PBRは0.7倍 調整後PERが5.93倍と非常に割安に放置されています。

その理由の一つは、『脱炭素』の潮流だと言われています。INPEXが掘削する石油・天然ガスは将来過去のものになるかもしれません。

しかし、エネルギーのパラダイムシフトは一朝一夕でおこるものではありません、今後数十年は化石燃料への需要がなくなることはないでしょう。その中でINPEX自身も脱炭素を実現するエネルギー供給企業に生まれ変わることを期待します。

安定的なエネルギーを日本にもたらし、その収益を配当という形で毎年株主に還元してくれます。配当指向は40%、現在の配当利回りは3.89%(2023年12月)です。

INPEXに投資することは、持続可能なエネルギー供給を支援し、長期的な成長を享受することに他なりません。

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